第21回『おまさ五郎蔵』

 常陸を中心に犯行を重ねる盗賊・白根の三右衛門の配下に、鯉肝(こいぎも)のお里と呼ばれる引き込み女がいた。鯉を料理する時、うっかり苦肝(にがぎも)と呼ばれる胆嚢をつぶすと、苦味と臭味が取れない。そんな呼び名を持つお里は相 … 続きを読む 第21回『おまさ五郎蔵』